スナックのママの多くはホステス経験者

スナックのママの多くはホステス経験者が多く、水商売の経験がない女性がいきなりスナックを開業するケースは極めて稀です。水商売を長年続けている女性は水商売のノウハウに通じているため、自分のお城であるスナック開業に踏み切るケースもあります。

けれどスナック経営と言っても開業資金の準備や営業許可取得、立地の選定の問題などもあり簡単には行きません。またいい加減な計画で無理に開業すると、借金が残りお店は閉店するなど失敗するリスクも有ります。スナック経営についてまとめていますので是非チェックしてください。

開業資金はいくらぐらい必要なのか

「スナックを開業したいな」と思ったら、まず知っておきたいのが資金のこと。スナックの開業資金はどれくらい必要なのでしょうか?

立地や条件などにもよりますが、最低でも500万円の資金は必要だと言われています。また場合によっては1,000万円以上のお金がないと開業できない事も。

開業資金には「初期費用」と「運転資金」が必要です。初期費用には以下のようなものが挙げられます。

  • 店舗に必要な費用:店舗を自前で持つ場合と賃貸するケースの2つが考えられます。賃貸の場合は敷金・礼金などが必要ですし物件によっては1年分の家賃を事前に請求される事があります。
  • 内外装工事費:スナックとして運営するためには内装を整えるなければなりません。「お洒落な室内にしたい」と思うと限りなくお金が掛かるので取捨選択が必要です。
  • 設備費:カラオケやレジの購入費になります。

その他、店内に設置するテーブルやソファー、棚、カウンターの費用、営業許可申請の費用、グラスやお酒、おつまみなどの開店当初の仕入れ代、広告宣伝費などが掛かります。

さらに開業して営業が始まると「運転資金」として以下のような費用が考えられます。

  • 人件費…スナックレディを雇うと女の子への人件費が発生します。
  • 家賃…賃貸でお店を借りている場合に発生します。
  • 仕入れ代…お酒やおつまみ、ミネラルウォーター、アイス、果物などの仕入れ代になります
  • 水道光熱費…お店を営業するとどうしても水道や電気、ガス代などが掛かってきます

これら費用がどんどん発生してくるので、ある程度しっかりした資本を持っていないとスナック経営は上手くいきません。運転資金のショートでいきなり閉店とならないよう、しっかりした事業資金計画が必要です。

風俗営業許可などを取る必要もある

スナックは午前0時以降営業する場合が殆どですので、「深夜酒類提供飲食店営業」の許可を取得しなければなりません。この深夜酒類提供飲食店の場合、閉店時間は特に決まっていないため、お客様が最もエキサイトする真夜中を過ぎても営業出来ます。スナックではお酒以外にも、おつまみやお店名物のカレーやおでんなどを提供するお店もあるため「飲食店営業許可」も必要になります。

食品を扱うわけですから、食品衛生責任者の有資格者を1名配置しなければなりません。この食品衛生責任者は国家資格ですが、講習会に1日参加して修了試験を受ければ誰でも取得出来ます。スナックのママが取得するのが一番良いですね。

さらにお店でスナックレディーやママさんがお客様の隣に座って直接接客したり、一緒にカラオケを歌う、お喋りする、体を密着させる、手を握るなどの行為を行うと「深夜酒類提供飲食店営業」の範囲を超えてしまい、風俗営業許可を取得しなければなりません。この場合午前0時を超えての営業は出来なくなります。

「では深夜酒類提供飲食店営業と風俗営業許可を両方取れば真夜中0時過ぎには普通のバーとして営業出来る」と思うかもしれませんが、それでは肝心のお客様が混乱してしまいます。許可を取るならどちらか一方のみ申請にするよう指導されますのでご注意を。

開業を決めたらコンセプトを決めスタッフを確保

スナックの開業を決めたらお店のコンセプトを決めます。お酒に拘るスナックなら、珍しい洋酒や日本産のビール、九州まで行かないと飲めない焼酎が揃っている、珍しい日本酒があるなど「この店でないと絶対に呑めない」お酒を用意しておくと集客になります。

またはスナックレディ―が美女揃いで目の保養になる、スナックレディ―が営業上手、スナックで提供される料理が恐ろしく美味い、お店が古民家改修でとても温かみがあるなど、お店の個性を前面に打ち出して顧客を開拓しなければなりません。
美女スタッフを集めたいならルックスの良い女の子を雇用しなければなりませんし、お料理に特徴を出したいなら優秀なコックをスカウトしなければならないでしょう。カクテルに力を入れるなら腕の良いバーテンダーを募集しなければなりません。

お店のコンセプトを決めて優秀なスタッフを雇用し、お店の広告をだすなどしてやっと開業にこぎつけられます。開業した後も気は抜けません。一国一城の主になると責任も重くなります。